大津留まちづくり協議会

協議会について

振興会紹介

 大津留地域における近年の人口推移をみますと、地域全体の人口数は、平成29年2月現在469人であり、10年前の624人から24.8 %の減少率となっています。また、高齢化が進み、30代以下の若年世代の割合が20.7%と極端に少なくなっています。

平成28年3月には、地域唯一の大津留小学校が、128年の歴史をもって閉校しました。児童数ももっとも多いときは290名を超えていましたが、閉校時におきましては6名でありました。

 大津留地域には、7つの自治区がありますが、近年の情報化が進んだことにより、コミュニティ(人のつながり・絆)が希薄化し、また、少子化に伴い、自治区単独では自治会の運営や維持が困難な状況も生まれてきています。また、高齢化が進む中で、交通弱者や、買い物難民の増加も懸念されています。昨年11月に行いました住民意識調査では、今現在では、生活に不便さは感じていないが、将来に不安があるという意見も多数寄せられたところです。

 今後におきまして、如何にして地域の人口の維持増加を図るかが課題です。現在、住んでいる方が、今後も住み慣れたこの地域で住み続けられるような地域。また、地域外に出られている方が戻ってきたいと思えるような地域。さらには、他の地域から多くの人々がこの地域を訪れ、そして、移住したくなるような地域をつくることが重要です。

そのためには、住みやすい環境をつくり、地域の魅力を高めていくことが必要であります。こうした状況を踏まえ、この大津留地域を、「安心して」「楽しく」「豊かに」「誇りを持って」暮らせる地域とするべく、その活動を担う基幹組織の立ち上げを検討してきたところであります。

 大津留地域には、1981年に設立した大津留振興会があり、これまで、スポーツ交流やイベント開催などを通じて地域づくり活動を担ってきました。しかしながら、現在の体制及び活動では、今後の活動課題への対応が充分ではないと考えます。

以上を踏まえ、大津留振興会を拡充して、幅広く総合的に地域の課題に対応できる体制に発展させた形とするため、また、大津留地域の住民全員で地域づくりを推進するため、大津留まちづくり協議会(通称「おおつる振興会」)を設立します。